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デザイナーの就活失敗から学んだこと|苦い経験を語ります

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わたしは、いわゆるデザイナーの就活失敗組でした。

在学中に内定がもらえず、卒業後も就活を続け、約8ヶ月後にようやく内定を獲得しました。

ただ、その会社はまさかのブラック企業…。

そこからまた転職活動をして、ようやく良い環境に出会えました。

正直、失敗は数えきれないくらい経験しました。

でも、その経験があるからこそ言えることがあります。

さらに、社会人になってからは、デザイナーの新卒採用の面接官も担当しました。

学生側の視点も、採用する側の視点も、両方経験したからこそ分かることがたくさんあります。

  • 既卒を含むデザイナーの就活成功させる方法
  • デザイナーの就活が失敗しやすい理由

このブログでは、その経験をもとに、デザイナーが就活を成功させるためのリアルをお話しします。

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目次

デザイナーは就活失敗しやすいのか?

結論、デザイナーの就活は、失敗しやすいです。

理由はとてもシンプルで、倍率がめちゃくちゃ高いから。

たとえば、新卒デザイナーの採用枠は

  • 大手企業:30名くらい
  • 中小企業:1〜5名ほど

そして、日本企業の98%以上は中小企業

つまり、単純に枠が少ない=門が狭いという構造なんです。

実際、有名美大でも、就活が順調に進む人はほんの一部だけでした。

わたしの周りでは、200人中大手に受かったのは10人くらい。

ほとんどがギリギリで内定を取ったり、妥協して就職したり、既卒として再挑戦していました。

でも、全員ちゃんと就職してます。

工夫すれば、結果は変えられます

確かに現実は厳しい。

でも、正しい方法と戦略を持てば、普通に勝てます。

わたし自身、新卒・既卒合わせて約100社に応募して落ちまくり。

最終的にブラック企業に入ってしまいましたが、、、、

その後はしっかり経験を積んで、ホワイト企業へ転職できました。

その経験から言えるのは、

デザイナーの就活は「努力の方向」と「戦略」が超重要
才能よりも工夫で差がつきます。

だからこの記事では、わたしや周りの友人が実際に効果があった就活方法やコツをまとめていきます。

同じ失敗をしなくていいように、全部共有します。

デザイナーの就活で失敗はつきもの

10~20社落ちて就活失敗と感じている人へ

10〜20社落ちても気にしないでください。

デザイナー就活でその程度の落選は普通です。

マジで日常茶飯事です。

デザイナーは、どうしても経験者が優先されがちな職業です。

ベテランの中途から応募があれば、新卒の枠を削っても採用します。

だから、最初から50社くらいは受けるつもりで動くのが普通だと思っておきましょう。

落ちる理由も、自分の力だけが原因とは限りません。

  • ちょうど枠が埋まってしまった
  • タイミングが悪かった
  • 内部で採用が決まっていた

こういう“偶然の事情”で不採用になること、本当に多いです。

採用担当として働いていた時の経験からも、そういったケースはかなりあります。

だから、落ちた=実力不足ではありません。

落ちたら「はい、次行こう」くらいの軽さでいいんです。

既卒になって就活失敗と感じている人へ

デザイナーの新卒就活は、正直めちゃくちゃ厳しい戦いです。

だから、新卒期間中に内定が取れなかったとしても、自分を責める必要は一切ありません。

既卒になる人は普通にたくさんいますし、珍しい話じゃないです。

大切なのは「内定」ではなく、入る企業の質です

焦って入社したせいで、ブラック企業に入ってしまい、1年以内に退職した人もたくさん見てきました。

  • 休めない
  • 給料が激安
  • 精神を病んで辞める

こういうケース、本当にあります。

有名企業=幸せ、とは限りません。

だからこそ、周りより1〜2年遅れても、自分に合った会社を選ぶ方が絶対にいいです。

結果として、ちゃんと働ける環境に入れたらそれで勝ちです。

ゆっくり選んだ方が、長い目で見て成功します。

スキル不足で就活失敗と感じている人へ

「自分、デザイナーとしてのスキルが足りないかも…」そう感じている人、かなり多いです。

まず安心してください。

新卒採用では、スキルはそこまで重視されません。

もちろんポートフォリオが強い人は有利ですが、それ以上に企業が見ているのは、

  • チームと合うか
  • 人間性
  • 長く働いてくれそうか

といった部分です。

なので、一人で悩み続ける必要はありません。

不安なら就活エージェントに相談するのがおすすめです。

自分の実力って、自分では意外と正しく判断できません。

「過大評価」も「過小評価」も起きやすいからです。

客観的な意見をもらうことで、正しい方向が見えてきます。

完全未経験の場合は別ルートが必要

ここで注意ですが、「Adobeが触れない」「ポートフォリオが作れない」レベルの完全未経験の場合、ほぼ勝てません。

これは、まだスタートラインに立てていない状態だからです。

その場合は、

  • 独学でツールを覚える
  • 専門学校に通う
  • デザインスクールに入る

などの準備期間が必要になります。

ちなみに、独学でデザイナーになった人も実際にいます。

ただし、これは運やタイミングが大きく関係します

安定して勝つ方法ではありません。

なので、基本的には、「学習+ポートフォリオ作成 → その後に就活」という流れを強くおすすめします。

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デザイナーが就活失敗から脱出する5つの方法

デザイナー就活を成功させるためには、成功率を上げるための戦略が必要です。

そこで、実体験から特に効果が高かったポイントを5つにまとめました。

方法①:中小企業に狙いを定める

デザイナーが就活失敗から脱出する方法1つめは、「中小企業に狙いを定めること」です。

理由はシンプルで、既卒や未経験でもチャンスが多いから。

中小企業を狙うべき理由は、次の5つです。

理由①:採用を決める人が少ないから通りやすい

大手は面接官が多く、評価基準も厳しめ。

一方、中小企業は数人の決裁者を納得させればOK。

その分、採用のハードルが下がります。

理由②:倍率が低い

経験者は、ネームバリューのある企業へ流れがちです。

結果として、中小は応募者が少なくチャンスが多い状態になります。

理由③:評価基準が加点方式

大手は応募者が多いので、ミスを減点して落とす方式になりがち。

中小は応募数が少ないので、良い点を見て加点する傾向があります。

面接で多少の失敗があっても、問題ありません。

理由④:たくさん応募できる

書類も面接もコンパクトなので、回転率が高く、多く応募できます

数を打てる=成功率も上がります。

⑤:やる気を見てくれる

人手不足な分、熱意や成長意欲を評価してくれる企業も多いです。

実際、筆者の知人の会社では、デザイン未経験の英文科出身の方が「気合で作ったポートフォリオ」と「熱意」で採用されていました。

こういうのは、まさに中小企業ならでは。

中小企業は大手企業と真逆です。積極的に狙いにいくべきです。

  • 中小って実力ある人いないのでは?
  • 年収が低いのでは?
  • ブラックが多いのでは?

…こんな不安はよくある話ですが、それは大手も同じです。

大手にも実力不足の人はいますし、ブラック企業も普通にあります。

「大手=安定」「正社員=安定」という時代でもありません。

方法②:業界・職種にこだわりすぎない

デザイナーが就活失敗から脱出する方法2つめは、「業界・職種にこだわりすぎないこと」です。

もし今、同じ業界や職種ばかりに応募しているなら、視野を広げるのが成功への近道です。

例えば、

「広告業界のグラフィックデザイナーがいい!」

…と絞ってしまうと、単純に応募できる数が少なくなりすぎてしまうんですよね。

しつこく粘ると、応募できる企業が無くなり、最終的にブラックに行きつきます。

なぜ視野を広げるべきなのか?

理由はシンプルで、業界によって需要の差があるからです。

例えば、

  • 紙媒体・DTPデザイン デジタル化が進み、需要は縮小傾向。給与も控えめになりがち。
  • 動画・アプリ・Web分野 … 需要が拡大中で採用枠も増えている。

特に、IT・Web業界は人材不足が続いており、採用が活発です。

出典:経済産業省『IT人材需給に関する調査』

だからこそ、業界を1つに絞るのはもったいない。

「伸びている業界=ポジションが空いている企業が多い」ということです。

また、職種も同じ。

「デザイナー」と言っても、実はこれだけ種類があります。

デザイナー職種職務内容
グラフィックデザイナーチラシ・ポスター・広告関連の制作
3Dデザイナー映像・ゲームの3Dのモデリング・リグ・アニメーション制作
UIデザイナーアプリの画面レイアウト・ボタン制作
映像クリエイター実写映像のコンポジット・CG映像編集
プロダクトデザイナー立体物のデザイン制作
レタッチャー広告用の写真をレタッチして綺麗にする
WebデザイナーWebページのデザインとコーディング

ひとつに固執せず、複数の道を候補にするだけで、チャンスは一気に増えますよ。

方法③:企業が慎重になる理由を理解する

デザイナーが就活失敗から脱出する方法3つめは、「企業が慎重になる理由を理解すること」です。

企業がなぜ新卒デザイナーを簡単に採用しないのか——

この背景をちゃんと理解しておくと、面接や書類でのアピールの仕方がガラッと変わります。

実は、ここを分かっていない人がとても多いんです。

だからこそ、理解した上で、うまく利用することが就活を有利に進めるコツになります。

①:ミスマッチによる短期離職を避けたい

企業は、ミスマッチによる短期離職を避けたいんです。

デザイナーは専門職なので、特にミスマッチが起きやすい。

「やりたい業務内容じゃないからやっぱり辞める」というケースが実際によくある!

企業側としては、これが一番怖いんです。

2020年2019年2018年
1年目11.6%11.6%10.0%
2年目11.3%11.4%10.6%
3年目8.3%9.9%11.4%
3年以内の離職31.2%32.8%32.0%
引用:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況

厚生労働省の情報によると新卒者10人中1人は、1年目で退職しています。

3年以内では3人に1人が離職しているということ

約30%です。

しかも、この数字は近年に限らず「10年以上ほぼ同じ傾向」が続いています。

採用には、

  • 広告費
  • 合同説明会やイベント参加費
  • 面接や選考の人件費
  • 教育・研修コスト  

など、たくさんの費用がかかります。

採用担当者の感覚としては、1人採用するのに100万円以上のコストがかかると言われています。

企業が慎重になる理由を理解していると、

  • なぜ志望動機を深掘りされるのか
  • なぜ将来のキャリアプランを聞かれるのか

というのがよくわかるはず。

  • 「この人は長く働いてくれそうか?」
  • 「成長してくれる人材か?」

というのを確認しているわけです。

②:業界・職種のデメリットを理解することが大事※重要

企業側に「この人は入社してすぐ辞めそうだな…」と思われないためのテクニックがあります。

それは、「業界や職種のデメリットをきちんと理解している」という姿勢を伝えることです。

ポジティブな部分だけ見て夢だけ語っている人は、入社後に現実とのギャップを感じやすく、短期離職につながりやすいという傾向があります。

だから面接官は、夢や理想だけを語る人を見ると、

  • この人、現実をわかってないかも…
  • 入ってからミスマッチ起きそう…
  • 長く働いてくれるかな?

と不安に思ってしまいます。

つまり、「夢だけ語る=自分本位」 だと受け取られてしまうんです。

逆に、

「業界の大変な部分も理解しています」
「その上で挑戦したくて志望しています」

という姿勢を示すことができれば、企業側からの信頼度が一気に上がります。

方法④:ポートフォリオは就活が終わるまで磨き続ける

デザイナーが就活失敗から脱出する方法4つめは、「ポートフォリオを磨き続けること」です。

デザイナー就活において、ポートフォリオは最重要です。

書類選考の9割はポートフォリオで決まると言われるほど、企業の評価基準の中心になります。

だからこそ、就活期間中はずっとブラッシュアップし続けましょう。

なぜ磨き続ける必要があるのか?

たとえば、既卒者の面接では、よくこう聞かれます。

「卒業後は何をしていましたか?」

企業側は、「空白期間をどう過ごしていたか」を気にしています。

その質問に対し、

「〇〇業界で働くために、ポートフォリオを改良しながら就活しています」

と答えられる状態なら、面接官は前向きに評価してくれます。

つまり、努力を続けている証明としてポートフォリオが役立つということです。

作品の偏りには注意

作品の偏りには注意してください。

例えば イラスト作品だけのポートフォリオ を提出したとします。

企業側は、このように判断します。

この人はキャラ制作がしたいのかな?
  ↓
うちの会社はキャラ案件少ないな…
  ↓
入社後にミスマッチが起きそう
  ↓
じゃあ今回は見送りで…

つまり、能力よりも「ミスマッチを避ける」判断が優先されるのです。
(筆者も面接官として同じ判断を見てきました)

とはいえ、得意分野を捨てる必要はありません。

作品のバランスを調整するだけでOK

方法⑤:就活エージェントに複数登録すること

新卒デザイナー就活術6つ目は、「エージェントを利用する」ことです。

就活が上手くいかない理由の1つとして、「会社の探し方が間違っている」 ケースはかなり多いです。

もしも就活サイトだけを利用している場合は、赤信号です。

正直、それだけでは情報量が足りず、かなり損をしています。

①:就活サイトだけでは限界がある理由

就活サイトには、多くの人が応募できるように、「公開求人」しか掲載されていません。

しかし、企業の中には

  • 採用枠が少ない
  • 競争を避けたい
  • 条件のいい人だけに出したい

などの理由で、一般には公開せず、就活エージェントだけに求人を出している企業がたくさんあります。

この非公開求人にアクセスできるのが、就活エージェントを使う最大のメリットです。

②:エージェントを利用するメリット

エージェントを利用するメリット
  • 非公開求人にアクセスできる
  • 徹底した 自己分析サポートでミスマッチを防ぐ
  • 伸びている業界の情報が手に入る
  • ブラック企業を避けられる
  • 企業とのやりとりを代行してくれる
  • 面接・自己PR・ポートフォリオの添削が受けられる
  • 不採用時の フィードバックで改善できる

エージェントは完全無料で、上記の通りメリットが多い。

企業の情報にも詳しく、新しい求人を知るきっかけにもなります。

また、第三者のサポートがあるのが大きい。

正直に言います。

ポートフォリオや書類は、自分1人で作っても絶対に限界があります。

これは断言できます。

自分では「良い」と思っていても、他の人から見れば「伝わっていない」「分かりにくい」なんてことがよくあるからです。

例えば、サービスや商品が、お客様の声を取り入れて改善されるのと同じように、ポートフォリオも外の視点が入ることで大きく良くなります。

どの業界でも同じ。

デザイナーという職業を目指すなら、外からのフィードバックを受け取る力が本当に大切です。

【求人の選定時間不足・市場の情報不足・ポートフォリオの悩み】これらの問題を解消することができます。

エージェント就職サイト
求人調査エージェントが紹介してくれる自分で求人検索・直接応募
求人数非公開求人あり非公開求人は見れない
応募書類客観視して添削してもらえる自分で分析し添削する
面接エージェントが日程調整してくれる自分で管理する
企業情報企業の内情がわかるWEB上から把握
待遇の交渉給与交渉もしてもらえる給与交渉は自分で頑張る
ポートフォリオ客観視して添削してもらえる自分で分析し添削
面接不採用のフィードバックがある不採用の理由がわからない

なお、就活エージェントは、1社だけに絞らず複数登録するのがおすすめです。

担当アドバイザーとの相性が、めちゃくちゃ大切だからです。

エージェントは、求職者を企業に紹介し、採用されたら企業側から報酬をもらう仕組みで成り立っています。

だから中には、

「とりあえずどこでもいいから決めましょう!」

という感じで、適当に進めてくる担当者もいます。

もし、

「この担当、ちょっと強引で合わないな…」「やる気ないな…」

と感じたら、すぐに別のエージェントを使えばOK。

まじでやる気ない人が、いるので。

複数登録しておけば、担当者の比較ができて安心ですよ。

新卒向けおすすめエージェント

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②キャリセン就活エージェント
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就活失敗を避けるには、アクションを変えることが重要

ここまで紹介した5つの方法は、就活を成功させるために本気でおすすめできる手段です。

「やるか・やらないか」で、結果は大きく変わります。

もし今、

  • なかなか内定がもらえない
  • 行き詰まりを感じている
  • モチベが落ちてきた

こんな状況なら、同じ行動パターンに固まっている可能性が高いです。

これは、わたしも同じ経験をしました。

当時の私は、自分が希望する業界にだけ固執して、他の選択肢を全く見ていませんでした。

周りの意見にも耳を傾けず…。

その結果、多くの時間を無駄にしてしまいました。

変化を恐れず、行動をアップデートしよう

行動を変えると、状況は驚くほど変わります。

例えば:

  • 自己PRが通らないなら、やり方を変えてみる
  • エージェントに相談して客観的な意見をもらう
  • 興味がなかった業界も一度チェックしてみる
  • ポートフォリオを磨き続ける

これだけで、見える世界がガラっと変わったりします。

固定観念を手放して、広い視野で考えてみると、

「あれ?意外と自分できるじゃん」

という瞬間が必ず来ます。

既卒からデザイナー内定を取った時の話

(ここからは、少し自分語りが混ざるので、興味がなければ飛ばしてください)

わたしは当時、家庭用ゲーム開発のデザイナーになることを夢見ていました。

任天堂のような大手から、中小のゲーム会社まで、都内の企業は片っ端から応募。

大学時代はずっと、「作品制作 → ポートフォリオ修正 → 応募」この繰り返しでした。

でも結果は惨敗。

卒業までに内定は1つも出ませんでした。

そのまま 就職浪人を決意 し、既卒としてもう一度挑戦。

それでもすぐには決まらず、内定をもらえたのは 卒業後8〜9ヶ月経った12月

振り返ってみると、失敗の一番の原因は

行動を変えず、業界に固執していたこと

ずっと「家庭用ゲーム制作じゃないと絶対イヤだ!」と視野を狭めていたんですよね。

応募できる会社がなくなってきた頃、ようやく気付いた。

「このままで本当に良いのか?」 と―――。

そこで、

  • 需要が伸びている業界
  • 自分に合う企業規模
  • 職種の幅を広げる

この3つを軸に、考え方を一気に変えました。

すると結果は急に動き出し、3社から内定を獲得

  • 多角経営企業のインハウスデザイナー
  • アプリゲームの2Dデザイナー
  • アプリゲームの3Dデザイナー

たった視点を変えただけで、世界が広がった感じでした。

…なのに、最終的に私は 多角経営のインハウスデザイナー(しかもドブラック企業)

今思い返すと、「なぜそれ選んだ?自分!」 とツッコミたい(笑)

妥協は就活失敗ではない。デザイナーとしての経験が重要。

デザイナーとして約10年働いてきた私が、昔の自分にひとつだけアドバイスするなら、

「まずはデザイナーとして経験を積め」

これに尽きます。

その理由はシンプルで、デザイナー職は、一度でも実務経験があれば次の転職が一気に楽になる職種だから。

「せっかく就活浪人までしたのに妥協なんてしたくない!」
「ここまで頑張ったんだから絶対に理想の企業に入りたい!」

当時のわたしは、まさにこんな感じでした。

でも今振り返れば、理想ばかり追って行動しないことのほうがリスクでした。

まずはどこかに入る。それだけで道が開ける

早く就職して経験を積めば、

  • 実績ができる
  • ポートフォリオがレベルアップする
  • 面接で語れるエピソードが増える
  • 中途採用枠で大手企業も狙いやすくなる

というように、現実的に進められる選択肢が一気に広がります。

実際、私の知り合いにも、中途採用で大手企業に入った人はかなりいます。

新卒で大手を狙うのは、運ゲー要素が強すぎます。

「大手 = ホワイト」とは限らない

これは覚えておいてほしいのですが、規模と働きやすさは必ずしも比例しません。

デザイナーとして働いていると、色んな企業の人と知り合いますが、

  • 大手や上場企業でもブラックな環境は普通にある
  • 中小でも超ホワイトは存在する

というのが現実です。

だから、

肩書きより、自分が成長できる環境を選ぶことが大事

最初の会社が理想の場所でなくてもOK。

キャリアはそこからいくらでも作れます。

ただし、ブラック企業だけは、人生がおかしくなるので避けましょう!!!!

しつこいですが、ブラック企業を排除したエージェントがあるので、面談だけでもしておきましょう。無料だし。

辛いからと言って、好きな事は諦めない方がいい

もしもデザイナーという夢を諦めかけているのであれば、少し立ち止まってください。

自分が好きなことのために努力を続けられるなら、それは才能です。

それを活かして、デザイナーの道に進んでほしいです。

「自分には才能がないから受からない。」
「社会に必要とされていない。」

お祈りメールが続けば、このようなメンタルになると思います。

しかし、数値化してみると、それは間違え。

日本には150万以上の企業が存在しています。

就活で書類を送った企業の数は、全体のほんの一部に過ぎないのですよ。

たとえ100社に応募しても、それは全体の0.01%にも満たないですよね。

社会全体が自分を必要としていないわけではないんです。

自分自身を責める必要は、全くありません。

行動 → 失敗 → 改善 → 行動

成功を勝ち取るには、これを繰り返すのみです。

失敗を恐れずに行動してみると、おのずと道が開けます。

もしもエージェントに登録していないのであれば、すぐ登録しておきましょう。

登録・面談って面倒ですし、ストレス・眠気があるだけでも気力も無くなってしまいます。

ですが、デザイナーに本気でなりたいならば、「面倒だな~」思う時に重い腰を上げることが大事です。

先に登録しておくだけで、前に進めます。

わたし自身、エージェントに対して偏見めちゃあったけど、結果としてホワイト企業に入れたので―――。

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デザイナー就活のQ&A

ここからは、わたし自身が就活の時に気になったことについて、率直に答えていきます。

デザイナーとしてのアルバイト経験は必要か?

結論、あれば絶対に有利です。

実務経験はそのまま選考の評価につながりますし、ポートフォリオにも書けます。

たとえば、

  • デザイン関連のアルバイト
  • 派遣・インターン
  • ココナラなどでの受注経験

これらは全て実務経験として扱われます。

もし今のバイトが飲食や販売など、デザインに関係ない場合は、可能ならデザイン系の仕事に切り替えると強いです。

課題を出す企業はどうすべき?

優先度次第で決めましょう。

企業によっては、提出課題がめちゃくちゃ時間を取ります。

他社への応募が止まってしまうリスクもあります。

  • 「絶対行きたい企業」→ 全力で課題を提出する
  • 「そこまで優先じゃない」→ 迷わずスルー

課題制作はポートフォリオ強化にもなるので、やる価値はあります。

ただし、手当たり次第に課題をやるのはNG。

バイト・派遣からのスタートはアリ?

全然アリです。

  • 実家暮らしで生活に余裕がある
  • まずは実務経験を積みたい
  • 実績を作って次の転職に進みたい

こういう人には、むしろおすすめの選択肢。

正社員採用より入りやすいケースも多いですし、実務経験が積めれば次の転職が一気に楽になります。

既卒って就活失敗組?負け組?

全くそんなことないです。

新卒就活は倍率も高く、運やタイミングの比重も大きい。

既卒になったからと言って「負け」でも「失敗」でもありません。

実際、1〜2年遅れても全然挽回できます。

周りの言葉は気にしなくてOK。

わたしも相当気にしていましたが、今振り返れば、本当にどうでもいい話でした。

本記事のまとめ|デザイナーの就活は、失敗を糧に行動しましょう。

デザイナーの道で、最初の大きな壁は「就活」です。

正直、めちゃくちゃ高い壁です。

苦しいし、心折れます。

私もあの頃を思い出すだけで胃がキリキリします(笑)

行動 → 失敗 → 改善 → 行動

この繰り返しです。

失敗は糧にして、行動あるのみです。

苦労した経験は、必ず役に立ちます。

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